2018年10月23日
・動作プログラムの細かな修正を行いました。
コマツICT油圧ショベル「PC200I-11型（※１）」と本アプリを通じて通信を行うことで、ダンプトラックへの積込重量を自動計測。これにより積込量の最大化と、全体積込量および運搬土量の把握が可能になります。
【 特徴 】
① 今まで通りの積込動作で積込重量がわかる！
油圧ショベルのバケットで積込む重量を、今まで通りの積込動作を行いながら計量することができます。計量結果は積込動作を行うごとにリアルタイムに本アプリ「積込管理画面」に表示されていきます。
② 積込結果から運搬土量を把握・出来高が管理できる！
積込結果は「履歴」として記録され実績が積み上がっていきますので、ダンプトラックへ積込んだ“重さ”がわかれば、ダンプトラックで運搬した“量”も把握することができます。例えば、別アプリ「TRUCKVISION」（※２）と組み合わせて運用すれば、「PayloadMonitor」から取得した積込情報と「TRUCKVISION」から取得した位置情報および作業登録情報から、運搬土の量やトレーサビリティも管理が可能になり、ダンプ運搬の作業証跡としても利用が可能です。
③ ダンプトラックの安全・安心につながる！
積込重量・積込可能残重量を本アプリでリアルタイムに確認できますので、今まで目視・感覚に頼っていた積込が、最大効率でスマートに行うことができ、現場の生産性向上に寄与しながら安全・安心も運搬することができます。
【 使い方 】
① 本アプリを起動します。
② 機械本体と、アプリを起動したタブレット端末を無線LAN接続（※３）します。
③ 作業の状況によりバケット内重量の「計量しない/する」を選択します。
④ 「計量する」場合は「計量高さ」の設定をします。
⑤ 積込したい「ダンプトラックを選択」します。（※４）
⑥ “今まで通りの積込作業”を実施します。
（この時もし、計量結果が誤判定だった場合や目標積載量を超過した場合は、該当の実績を選択削除してもう一度計量し直します。）
⑦ 選択したダンプトラックへの積込が完了したら「1台分の積込実績登録」をします。
※１ PC200I-11型 アームクレーン仕様に限ります。（2018年8月現在）
※２ 過去に「コマツスマートコンストラクションアプリ」のご利用が無く、新規に「TRUCKVISION」アプリのみご使用の場合は、別途「TRUCKVISION」アプリのご契約が必要になります。
※３ 機械本体との無線LAN接続は完全閉域網による接続となりますのでタブレット端末の通信契約は必要ありません。なお、機械本体と本アプリ間で無線LAN通信を行うためには、ご自身のスマートコンストラクションクラウドアカウント情報を用いて本アプリから「アクセスポイント管理システム」にログイン後、接続したいPC200i-11（AC）の設定ファイルを取得した上で、当該PC200i-11（AC）との無線LAN通信を行うことになります。
※４ 「PayloadMonitor」単体でご使用の場合は、予め登録されている以下の最大積載量：4種類の他に、50個まで最大積載量を追加・削除することができます。なお、任意の方法による個別のダンプトラック指定や、クラウドによる積込履歴の詳細な管理には対応していない簡易機能ですので、そちらをご希望の場合は、別途「TRUCKVISION」アプリ内において所定のお手続及びお支払が必要になります。
本アプリ内に初期登録されている最大積載量
積込重量8t 8,000ｋｇ
積込重量9t 9,000ｋｇ
積込重量10t 10,000ｋｇ
積込重量11t 11,000ｋｇ
【 注意事項 】
● 本アプリご使用に当たり、タブレット端末を機械運転室内に設置するためのタブレット固定器具をご準備ください。
● アプリ動作中は相当量の電力を消費しますのでタブレット端末への給電機器をご準備の上ご使用ください。
● タブレット端末や固定器具および給電機器は、機械本体の運転操作 および 視界の妨げにならない場所に、脱落することが無いように設置してください。作業中にタブレット端末や固定器具および給電機器が干渉、落下し、破損やケガ、重大な人身事故を起こす恐れがあります。
● タブレット端末や固定器具の脱着および位置調整は、機械本体の作業機ロックレバーをロック位置にして、エンジンを停止して行ってください。
● 機械稼働前および必要都度に応じ、必ず取扱説明書に記載され定められている点検および確認とシリンダストロークリセット操作を行い、ICT機能の確認も行ってください。
● 本アプリの内容に関する操作は、ダンプトラックや他の建設機械および現場作業員等との接触や自身の転倒がないよう、周囲の安全を確認して実施してください。
● 機械本体のモニタにエラーが発生していないか確認し、もし機械本体のモニタにエラーが発生し、その他機械に異常が発生している場合はペイロードメータのシステムや計量結果に影響を及ぼす恐れがあるため、モニタの表示メッセージにしたがって適切な処置を行ってください。
● ペイロードメータは土の付着、操作方法、土質等の影響によりバラツキがあります。そのため表示重量は目安としてください。
● 操作方法や稼働条件により、表示重量と実重量の誤差は異なります。
● 本アプリおよび本機能を有する機械本体は、検定に合格した計量器ではないため、取引・証明には使用しないでください。
● 本アプリは掘削工程から排土工程までの間で計量高さをバケットが通過する時に荷重を計測しています。
● 車体が傾いている、または不安定な状態で積込を行うと、荷重を正しく計測することができません。積み込み作業は、なるべく水平な安定した状態で行ってください。
● 本アプリと接続する機械本体の始業点検および日常のメンテナンスを必ず行ってください。
● 詳しくはベースマシン取扱説明書、PC200i-11取扱説明書、タブレットアプリ操作マニュアル、スマートコンストラクションアプリユーザガイド、並びに、タブレット端末固定器具および給電機器の取扱説明書をお読みください。
